理事長 福島 安義

埼玉医療生活協同組合 理事長

福島 安義

埼玉医療生活協同組合は、昭和58年9月に、この北埼玉地区の皆様方の医療の充実を図るべく、羽生病院(平成11年羽生総合病院に名称変更)を開設以来、病院としては秩父地区に皆野病院を平成12年12月に開設しました。そして、クリニックを騎西ふれあいクリニック(平成10年2月)・加須ふれあいクリニック(平成10年12月)・行田ふれあいクリニック(平成12年8月)と各地域に開設。介護関連施設は、介護老人保健施設あいの郷を平成9年12月に、羽生訪問看護ステーションを平成11年11月に、羽生市在宅介護支援センターを同年12月に、ホームヘルプサービスふれあいを平成12年4月に、そしてグループホーム須影ほのぼのホームを平成21年7月に開設しました。こうして、医療・介護関連施設を開設して、地域の医療・介護関連の充実を図ってきました。しかし、初期に開設した羽生総合病院は、手狭となり、現在のあらゆる医療に対応しきれなくなったために、現在の医療に対応すべく、平成30年5月に、新築移転をいたしました。また、介護老人保健施設あいの郷は、開設以来20年以上を経過した昨年、空調設備をはじめ様々な不具合が生じてきたため、大規模改修を行いました。

さて今年度は、まずは新築移転して3年目を迎える羽生総合病院の経営状況を安定化させることが何よりも重要です。それにはまず、新規に導入したPET-CTなどの診断機器や、がん治療に有効な放射線治療器などをフル活用できるように、診療科の充実を図ってゆく必要があります。また、医師会に加入させていただいたことにより、地域の先生方との連携を深めて、病診連携をより強固にしてゆくことが重要になります。加えて、こうした地域連携を充実させるために、申請していた回復期リハビリ病棟と地域包括ケア病棟の合計80床の増床計画が現実的になりそうです。これらの病床は、令和4年の4月までに開棟を目指し、現在の病院に付属した形で建築する予定です。今年度中に増築計画を完成させて、設計を進めてゆかなければなりません。開院20周年を迎える皆野病院は、手狭な駐車場の整備等を行うとともに、老朽化した機器の再整備を行ってゆきます。

介護老人保健施設あいの郷は、大規模改修が済みましたので、以前から取り組んでいる在宅復帰率の向上を目指して、かつ満床になるように努力してゆきます。各クリニックも、今後の利用者様の動向を見極めながら、それぞれのクリニックの今後を見据えた整備計画を立ててゆく予定です。かねてより進めていました埼玉医療生活協同組合の本部組織の構築は、ひとまずは確立されましたが、今年度はさらに進めて、役員の役割等を含めて、より明確な形に整備してゆきます。

新型コロナウィルス感染症の蔓延に伴い、日本や世界の経済状況は混乱を起こしています。医療福祉の分野もこの影響をもろに受けることになります。厳しい状況が予想されますが、職員一同、この感染症にしっかりと向き合い対応をすることで、地域の医療崩壊を引き起こすことの無い様に、全員で取り組んでまいります。

令和2年6月