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新病院新築移転について

新病院建設の現情勢

新病院建設地は羽生イオンモール西側駐車場が最適地
― 市当局・市民・生協組合員のご協力が不可欠 ―
羽生総合病院 院長 松本 裕史

大震災に弱い病院からの脱却が課題

松本裕史病院長去る3月11日の大震災時、私は乳癌の手術の真っ最中でした。今まで体験したことのない激しい揺れに見舞われ、思わず手術台にしがみついておさまるのをじっと待っていました。手術後、病院内の状況の報告を受け幸いなことに地震による建物の被害はなく、患者さんにも特別な不都合が生じていないことを確認し安堵しました。

災害時における「停電」は、病院機能を著しく低下させることがはっきりしました。特に建設時の20数年前とは比べ物にならないくらい電力を多量に使用する医療機器が増えており、診療機能の低下は患者さんの生命の安全を脅かす可能性もありました。

現場の職員全員で、救急患者の搬送に備える準備をし、それと平行して非常用発電機の燃料確保に奔走しました。当院は、震災後の計画停電のエリアから除外されましたが、災害時の病院の弱点があぶりだされた格好になりました。

羽生総合病院の将来像

新病院の完成予想図こうした経験を踏まえ、新しい羽生総合病院の将来像を次のように考えました。

第1に、今後増加傾向にあるがん患者さんに対して、診断から治療まで完結できる、がん診療拠点病院を目指します。そのためにも高機能の放射線治療装置を新しく導入します。

第2に、多機能救急治療室や集中治療室など、救急患者さんに今以上に高度な医療を提供できる体制を確立します。

第3に、今回の災害でわかったように、将来首都圏で起こることが予想される震災時に、災害医療の拠点病院として機能できる施設を整備します。

西側駐車場よりイオンを望む第4に、ヘリコプターで関東地区の徳洲会グループ病院をネットワークして、相互の医療協力体制を確立します。

羽生市推薦の農地は困難

さて、このような機能を持った新病院をどこに建てるべきか、この数年間建設用地についていろいろ可能性を模索してまいりました。羽生市以外への移転も検討しましたが紆余曲折を経たのち、羽生市当局からは、当院が土地を取得することを条件に、市内の農地を候補地として推薦していただきました。

当院はこれを真摯に受け止め専門家に調査を依頼しました。結果は地権者が多く土地の取得には数年間かかること、用途転用し、整地し建物が建てられるように整備するのに2年、病院建設に2年の合計8年から10年かかるとの見通しです。また、立地的に患者搬送のためのヘリコプター運用にも支障があることが分かっています。これでは到底受け入れられるものではないことを、皆様にはご理解いただけると思います。

イオン西側駐車場なら3年で開院可能 今、羽生市内で病院が最も早く建てられる可能性のある場所が浮上しています。それは、イオンモール羽生の西側駐車場です。ここは、土地の所有者は埼玉県で、イオンが賃借しています。この場所なら、最短で3年以内に病院が開院できます。ただし、課題があります。まず、埼玉県から病院建設の許可をいただくことができるか否か。そして、イオンモール羽生が病院建設のためにご協力していただけるかどうか、です。 みんなで協力すれば必ず実現

病院職員も羽生市夏祭りに参加これらの大きな課題を越えるためには何が必要でしょうか? まずは、羽生市長さんをはじめとした市当局のご協力をいただくことが必要です。病院と羽生市が協力して埼玉県当局にお願いすることで何とか実現可能にならないかと強く考えております。

また、イオンモール羽生の経営理念の中には「地元に貢献する活動を行う」と明記されていますので、経営者の方々にも私たちが一致団結してお願いすれば必ずや聞き届けられるものと信じております。

皆様におかれましては、埼玉医療生活協同組合の総意として、イオンモール羽生西側駐車場への羽生総合病院の移転を後押ししていただきたく、この場を借りて、熱くお願い申し上げます。

(まつもと ひろし)

「イオンモール羽生西側駐車場を最適地とし、関係機関へお願いする」決議を全会一致で可決
― 埼玉医療生活協同組合平成23年度第3回理事会 ―

去る9月17日(土)、埼玉医療生活協同組合第3回理事会が羽生市市民プラザで開催されました。本理事会は、第3号議案で「羽生総合病院新築移転に関する件」を全会一致で可決致しました。

内容は、「羽生総合病院新築移転地として羽生市川崎地内イオンモール西側地点を最適地として定め、積極的に関係機関にお願いして早期に新病院を建設することを理事会の総意として決定する」 ものです。

羽生市民の殆んどが組合員 申すまでもなく、埼玉医療生活協同組合は組合員5万名余を有し、そのうち羽生市内の組合員は2万名を超えており、これは羽生市の世帯数とほぼ同じ数値であり、家族会員を含めると羽生市人口に匹敵する数値となっております。したがって、理事会の議決は羽生市民の総意ととらえることができ大変重い議決であります。 河田羽生市長さんへ要望書を提出

9月27日河田市長へ要望書を提出理事会の決議を受けて、9月27日、松本裕史羽生総合病院院長をはじめ理事・監事20名で羽生市長河田晃明さまへ要望書を提出し、羽生市長から埼玉県当局に速やかに羽生市民の願いをお届けしていただきたく強くお願いいたしました。

今後は、羽生市長が行動を起こしていただくことで羽生市内に羽生総合病院新病院が建設でき展望が開けますので、組合員はじめ皆様の絶大なるご協力をお願いいたします。

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