脳神経外科のご案内
からだに優しい低侵襲手術を目指し、最新の技術や治療機器を積極的に取り入れております。当院で特に力を入れて取り組んでいる治療方法をご紹介します。
- 手術用顕微鏡と最新技術を駆使したハイブリッド手術室において体に優しい手術を実施しています。
- 脳動脈瘤などの血管障害を治療する 「脳血管内治療部及び脳卒中センター」に 脳血管内治療指導医 飯島 明先生をセンター長として迎え 最新の血管撮影装置 フリップス社の次世代X線システム Azurion 7を用いて治療を実施しています。また、埼玉県急性期脳卒中治療ネットワーク基幹病院の指定を受け超急性期脳卒中に対するt-PA治療・脳血栓回収術を積極的に行っています。
- 脳腫瘍の治療では、手術だけでなく高精度放射線治療装置「トモセラピー」を用いて術後、放射線治療と化学療法を施行して良好な成績を収めています。※(高精度放射線治療装置 トモセラピーとはCT撮影装置と放射線照射装置を一体にした治療機器です。治療の前 毎回CTを撮影し、治療を計画した時の画像と比較して照射位置の誤差を補正、計画した場所に正確に照射する「画像誘導放射線治療(IGRT)」が可能です。標的とする病変の形に合わせて集中してたくさんの放射線を照射することができ、副作用を軽減しつつ治療効果を上げることが可能となります。)
- 間脳下垂体・頭蓋底腫瘍に対する手術では神経内視鏡技術に熟達した医師が執刀します。高精細内視鏡と大画面モニターによる鮮明な映像下での手術を行うことで繊細な縫合手技による確実な頭蓋底閉鎖(早期離床、早期退院)が可能です。対象疾患:下垂体腺腫、頭蓋咽頭腫、頭蓋底髄膜腫、鼻腔内腫瘍(頭蓋内進展症例)など
症例集
データベース(JND)登録について
JND(Japan Neurosurgical Database) 日本脳神経外科学会データベース研究事業は、日本全国の手術・治療情報を登録し、集計・分析することにより医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供するために利用されます。
当院では、脳神経外科における手術症例について登録を開始しています。全国の医療施設診療科の情報を収集することで、手術を行っている施設診療科の特徴、医療水準の評価、適正な脳神経外科専門医の配置、手術を受けた方の予後、これから手術を受ける方の死亡・合併症の危険性などを明らかにすることができます。
これらの登録情報は匿名化され、患者さまに不利益が生じることはありません。また、登録については患者さまの自由な意思によりますので、拒否することが可能です。
認定通知書
日本脳卒中学会専門医研修教育施設として認定されました。
担当医
飯島 明いいじま あきら
脳血管内治療部
脳卒中センター長
資格・専門医
日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本脳神経血管内治療学会専門医・指導医
日本脳卒中専門医・指導医
石井 雄道いしい ゆうどう
非常勤医師
慈恵医大脳神経外科 准教授
略歴・経歴
下垂体腫瘍、頭蓋底腫瘍
低侵襲手術(内視鏡下経鼻手術 約1000例の執刀経験 髄液漏0.5%)