診療科紹介
形成外科とは、目に見える身体表面の形態や機能の異常を、あらゆる手法や特殊な技術を駆使して修復することで、みなさまの生活の質 “Quality of Life”の向上に貢献する診療科です。対象疾患は体表面の先天異常(頭部・顔面、体幹、手・足など)、外傷(切創、擦過創、熱傷、顔面骨骨折、切断指など)、皮膚・軟部組織腫瘍(良性・悪性腫瘍、母斑(ほくろ)、いぼ、血管腫など)、腫瘍切除後の再建(顔面・頭頸部、乳房、四肢など)、瘢痕・ケロイド、褥瘡(床ずれ)・難治性潰瘍(手術創の感染、治りの悪い傷、足の潰瘍など)、美容医療(眼瞼内反症、眼瞼下垂、腋臭症、鼻骨の変形治療、陥没乳首など)などがあります。
受診したほうがよい症状
『顔や体に、できものができた』
『以前からあるできものが、だんだん大きくなったり痛みがある』
『転んで顔を怪我したり、手足を火傷した』
『人に見られたくない、目立つ傷跡がある』
『寝たきりの家族のお尻に床ずれができて、市販の軟膏で治らない』
『お子さんのお耳に他の子にはない、出っ張りがある』
『お子さんのでべそが大きい』
『脇のにおいが気になり、人混みが怖い』
『まぶたが垂れて視界が危ない』
『足の爪が食い込んで痛いけど、我慢して生活している』など
治療案内
日帰り手術(良性腫瘍や爪の変形など)から入院手術(皮膚がんの広範囲切除再建など)、熱傷や顔面外傷などの創処置、褥瘡など難治性創傷の保存的及び手術治療を行います。
認定書
一般社団法人日本形成外科学会認定施設として認定されました。

検査・治療実績
治療実績
( )は腹腔鏡,胸腔鏡を使用した鏡視下手術症例数です。
形成外科
手術・検査名 | 病名 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
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デブリードマン | 褥瘡、皮膚潰瘍など | 27 | 67 | 65 |
皮膚、皮下腫瘍摘出術 | 皮下腫瘍、腫瘤など | 138 | 209 | 246 |
分層植皮術 | 皮膚潰瘍、皮膚壊死、熱傷 | 18 | 38 | 36 |
全層植皮術 | 褥瘡、皮膚壊死、熱傷 | 5 | 7 | 9 |
皮弁作成術、移動術、切断術、遷延皮弁術 | 皮膚腫瘍、皮膚潰瘍 | 12 | 13 | 14 |
四肢・躯幹軟部腫瘍摘出術 | 皮下腫瘍、腫瘤など | 4 | 10 | 9 |
皮膚皮下粘膜下血管腫摘出術 | 皮膚腫瘍、皮下腫瘍 | 4 | 3 | 1 |
皮膚悪性腫瘍切除術 | 皮膚癌、皮膚線維肉腫 | 3 | 7 | 9 |
手術・検査名 | 病名 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
---|---|---|---|---|
眼瞼下垂症手術 | 眼瞼下垂症 | 10 | 8 | 5 |
鼻骨骨折整復固定術 | 鼻骨骨折 | 7 | 11 | 10 |
筋(皮)弁術 | 褥瘡 | 7 | 12 | 20 |
陥入爪手術 | 陥入爪 | 3 | 3 | 3 |
担当医
深井 孝郎ふかい たかお
部長
専門分野
褥瘡などの慢性創傷
資格・専門医
日本形成外科学会専門医
日本創傷外科学会専門医
日本抗加齢医学会専門医
日本形成外科学会レーザー専門医
日本美容外科MSCS
日本褥瘡学会褥瘡認定師
日本キレーション協会専門医
所属学会
日本形成外科学会
日本褥瘡学会 評議員
日本創傷治癒学会
日本美容外科学会
山本 有祐やまもと ゆうすけ
部長
資格・専門医
日本形成外科学会 専門医
日本形成外科学会 領域指導医
日本熱傷学会 専門医
日本形成外科学会 皮膚腫瘍外科分野指導医
日本創傷外科学会 専門医
日本形成外科学会 再建・マイクロサージャリー分野指導医
所属学会
日本形成外科学会
日本熱傷学会
日本創傷外科学会
日本抗加齢学会
日本マイクロサージャリー学会
日本褥瘡学会
日本美容外科学会(JSAPS)
日本外科学会
日本救急医学会
日本顎顔面外科学会
日本手の外科学会
日本感染症学会
日本フットケア足病医学会