身体と心の密接な関係については、様々な領域で見出され、語られ、そして実際的な形で私たちの生活に役立てられたりしています。例えば、身体の病気を引き起こしたり、治療を長引かせたり、憎悪させる要因の一つとして、その人の物事の受け止め方や考え方、価値観や生活スタイル、そしてそれらの背景にあるものまで含めた形での心理的要因があるということは、よく知られるようになってきています。
また最近では、大災害や大事件・大事故の後に必ず、関係した人々(被害にあった人たちだけでなく、被害者の救済にあたった人たちも含む)に対しての心のケアの必要性が叫ばれ、実際に頻繁に行われるようになってきています。
さらに、これからの医療現場では(例えば、遺伝子治療や移植、不妊治療、終末期医療などが典型でしょうが)、病気や障害を持った方のQOLを高めることだけにとどまらず、予防や更にその人固有の生き方を視野に入れた心のケアが求められてきているように思います。
このような現状のなかで、少しでも患者さんや医療従事者の皆さんのお役に立てればと思いながら、心理学的な立場からお手伝いをさせていただいています。