同じ目標に向かって職員同士が
助け合う病院

同じ目標に向かって職員同士が助け合う病院

　私が皆野病院の院長に着任してすぐ、「この病院では職員同士が協力し合って働いている」ことが分かりました。病院は“人に優しく”なければいけません。そのためにも職員同士が協力関係を築くことは重要です。昨今の効率化・成果主義の風潮のなか、自分の職責の範疇外にまで口を出す必要がないとする考えがあります。意見を述べたくても失礼かもしれないと遠慮したり、罰則をおそれて口をつぐまれる方も多いと聞きます。けれど同じ目標に向かってともに歩むのであれば、他部署のことであっても意見することは、むしろ褒められるべき行為ではないでしょうか。
　当院の理念のひとつは【健康と生活を守る病院】です。この理念を目標に掲げ、実現していくために皆が助け合う関係であり続けるよう願っています。

1人ひとりの背景に合った働き方を

　私が先生方に望むことはひとつ、「理念を理解し、実現に向けて仕事をしてほしい」。それだけです。皆さんそれぞれの考え方をお持ちでしょうし、環境や事情も違うでしょう。ですから「絶対にこうでなくてはいけない」という条件はありません。たとえば働き方に関しても週1日は研究日にしたり、ほかの病院に研修や応援に行くことも可能です。徳洲会のグループ病院は北海道から沖縄まで全国各地にありますから、さまざまな地域へ出張できます。勤務時間に関しても出勤は必ずしも8:30や7:00とはせず、ぜひ、皆さんの働きやすいように相談していただきたいと思います。

変化にも柔軟に対応する
地域医療を目指す

変化にも柔軟に対応する地域医療を目指す

　今、採用を強化しているのは一般内科を診てくださる先生ですが、呼吸器や循環器といった専門の先生にもぜひ当院に来ていただきたいのです。当院のある秩父地域は十何万人が暮らしており、医療過剰地帯ではありません。どのような専門領域の方がおいでになっても、その恩恵に授かれる患者様は多くいらっしゃいます。

　皆野病院は地域のニーズにあわせて提供する医療サービスを柔軟に変化させてきました。最近では腎臓病の増加にあわせ、医師、看護師、コメディカルがチームを組み「糖尿病腎障害の悪化速度をいかに緩やかにするか」という課題のもと研究を重ね、院外の保健師などが参加できる勉強会を開催しています。

　こうした活動のほか、たとえば専門外の領域に興味を持たれた場合でも、活動しやすい柔軟な環境が整っています。
皆さんの希望は可能なかぎり実現するよう努力いたします。ともに地域医療を担ってくださる先生をお待ちしています。

　皆野病院の魅力のひとつは、豊かな自然の山谷に囲まれた環境です。こうした地域では、症例に地域の特性が見られるのが特徴です。とくに消化器内科に関しては胃がん検診を年間1000件近く行っているため、数多くの症例を手がけることが出来ます。また、救急ではなく予約制の冠動脈心臓カテーテル検査もあるため、循環器の先生にもご満足頂ける環境かと思います。

　皆野病院では、これまで地域のさまざまなニーズに対応してきました。保健所長からの要請を受けて救急輪番病院になったこと、住民検診やお子さんの予防接種を当院で行うようになったことなどがその例です。それぞれの先生が専門分野だけにとどまらず「やりたい」と思ったことが実現できるよう、今後も変化に柔軟に対応していきます。条件面でもご相談いただければ精一杯対応いたします。

　ぜひ皆野病院にお越しください。ご応募をお待ちしております。

　皆野病院がある秩父周辺に暮らす皆さんの多くは、病気になったとき「生まれ育った土地の病院で、最初から最後まで診てもらいたい」と考えていらっしゃいます。こうした要望にお答えするため、当院では救急、リハビリ、療養、在宅や通所と、患者様のどの容態にも対応できる体制を整えてきました。

　こうした一連の医療を提供するために、当院ではチーム医療、多職種連携を大切にしています。そのおかげでしょうか、じつは最近、スタッフ一同の団結力を褒めていただいたことがありました。今後も、病院の掲げる理念を目標に、一致団結して地域に貢献する病院でありたいと思っています。患者様にとってベストな医療を考えてくださる先生、私たち看護部が精一杯サポートします。ぜひ皆野病院で地域医療を支えてください。お会いできる日を楽しみにしています。