概要
整形外科は骨、関節、神経、筋肉など運動器の問題を治療する診療科です。
医学の進歩に伴い整形外科治療の進歩も著しく、特に素材科学の進歩がもたらした手術器材の発展では、整形外科が一番の恩恵を受けているといえるでしょう。
手術だけが主な治療と思われがちですが、患者さんの症状を細かく聴取し必要な検査を高いレベルで行うことが、薬物療法、理学療法、リハビリテーションを生かす基礎でもあります。
具体的な診療対象は
- 骨折や脱臼などの外傷
- 腰痛や関節痛などの痛み
- 変形性関節症や変形性脊椎症など関節や背骨の変形
- 体力低下や身体能力低下に対するリハビリテーション
- 骨粗鬆症などの高齢者治療
などです。
日本の高齢化速度は世界一と言われ、それに伴う高齢者の骨粗鬆症、身体能力の低下は大きな社会問題となっています。特に高齢者の骨折は増加の一途をたどっており、私たち整形外科はこれらの問題に対して真摯に向き合っていきたいと思います。