臨床工学技士について
臨床工学技士は病院で働く医療従事者です。現在の医療には色々な機器が使われています。今や医療機器は医薬品などと同様に医療において欠くことのできない重要なものとなっています。この中でも人工呼吸器、人工心肺装置、血液浄化装置などの生命維持に係る装置の操作および管理を行い、より安全で質の高い医療の提供に努力しています。
羽生総合病院では現在19名の臨床工学技士が、血液浄化業務、医療機器管理業務、循環器関連業務、手術室業務、内視鏡業務などを行っています。
業務案内
血液浄化業務
血液浄化センターは、同時に58名の血液透析を行うことが可能です。血液透析では、On-lineHDFやI-HDFなどの濾過透析も行っていますので、患者さんに合った治療を選択できます。また血液吸着療法や血漿交換など、様々な血液浄化療法にも対応しています。
医療機器管理業務
病院にある、検査や治療に使用する医療機器の管理を行います。安全な医用機器を安心して使用できるように定期的な点検や、職員向けに医療機器の使用方法や注意点についての勉強会を開催しています。医療の安全を高めるために大切な業務です。
循環器関連業務
心カテ室では狭心症や心筋梗塞の検査や、治療を行っています。また不整脈に対してはカテーテルアブレーションや心臓ペースメーカーの植え込みの業務を行います。ここでは医師や看護師といった多くのスタッフと共に、最新の医療を提供しています。
手術室業務
手術室では、数多くの医療機器が使用されています。人工心肺装置、生体情報監視装置、自己血回収装置などの医療機器の操作や管理を行い、円滑に手術が行えるよう運用に携わっています。
認定資格取得者
- 3学会合同呼吸療法認定士:6名
- 透析技術認定士:5名
- 不整脈治療専門臨床工学技士:1名
- 4学会合同体外循環技術認定士:1名