
羽生総合病院 院長 松本裕史
羽生総合病院は、長年にわたり医療施設の不備に苦しんでいた北埼玉地区において、大谷敬一郎氏をリーダーとして、地域の住民の皆様が設立した埼玉医療生活協同組合が母体となり、徳田虎雄前理事長の指揮下、徳洲会の全面協力を得て、昭和58年9月1日に開院しました。以来、救急患者さんを常に受け入れるという方針を堅持して、この地域の医療に貢献してまいりました。
平成30年5月1日には、待望の新病院が開院となり、救急医療に加えて、がん治療の充実、健診部門の増強が実現し、地域完結型の医療が提供できる体制が整いました病院は、10年以上の歳月をかけて幾多の病院を見学し、現場の職員の意見をできる限り取り入れた、患者さんにも働く者にも優しい病院となりました。総合受付の多目的ホールでは、会計待ち、お薬待ちの患者さんの傍らで、バイオリンコンサートなども開催しています。また、院内には、絵画、書など展示し、病院全体が癒しの空間となるように企画しました。今後も、さらなる医療の質の向上と患者さんのアメニティの改善を図り、地域医療に貢献していきたいと考えております。