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採用情報

研修医募集

初期臨床研修

臨床研修プログラム

臨床医としての哲学を形成してゆくことを目的とする。

狭い専門領域の知識を得るのではなく、臨床医として必要とされる基本的知識・考え方・手技を身に付けることを重点に置き、さらに患者および他の医療従事者との円滑なコミュニケーションを図ることにも努めている。

研修は、救急医療とプライマリケアを基盤としたスーパーローテート方式にて行う。

このプログラムでは、内科(6ヶ月)、救急(3ヶ月)、地域医療(2ヶ月)の基本研修を11ヶ月、選択必修である外科、産婦人科、小児科、精神科を各1ヶ月研修し、その他期間9ヶ月を希望選択科で研修する。

ローテーション(例)

1年次 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
内科 救急 内科 外科 産婦
人科
小児科
2年次 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
精神科 地域医療 希望選択科(※)

※選択研修:9ヶ月(内科・外科・小児科・産婦人科・麻酔科・救急・脳神経外科・整形外科・緩和ケア科等より複数選択可。)

初期研修 基本方針

医師の仕事とは何か?

つきつめていえば、「目の前にいる患者を評価し、マネジメントすること」これがすべてです。そのために必要とされる医師にとっての職業訓練の第一歩、それが初期研修であると考えます。やみくもに症例を経験すれば良いと言うものではありません。経験は大きな財産ですが、各自経験できることは、広大な医学世界のごく一部にすぎず、経験していなければ手も足もでない・・・ということにもなりかねません。医学の発達に伴い、各臨床科はさらに細分化され、その狭い分野に限っても、頻度の多い疾患からまれな疾患、あるいはひとつの疾患でもさまざまな病態があり、全てを経験し尽くすことは、たとえ世界最高水準の病院で研修したとしても不可能でしょう。したがって、経験することだけを優先した研修では、自ずと限界があるのは明らかで、結果として自分の経験を唯一の判断基準にするような、ひとりよがりの医師が出来上がってしまいます。一度独善的な癖がついてしまうと、あとからそれを修正するのは非常に困難ですから、医師として最初の時期に論理的・科学的な考え方を習得する必要があるのです。以上を踏まえて、この2年間の研修で各自やらなければいけないこと・・・

それは

  • 自分の力で
  • 個々の患者が抱える問題点をひとつひとつ列挙し
  • それぞれの問題点を根拠に基づき解決すること

そのために必要な知識・基本手技を身に付けることだけでなく、その問題解決のサイクルを繰り返し、応用の利く方法論として体で覚えておけば、たとえこれまでに経験したこともない疾患・病態であったとしても恐れることはないのです。皆さんにはこのことを意識しつつ研修に励んでいただきたいと思います。

自分の力で

これからの長い医師としてのキャリアを考えたとき、2年というわずかな時間で実力をつける特別な方法というものはなく、自発的に研鑽を続ける姿勢が最も重要となります。

幸い日本は諸外国に比べて情報が手に入りやすい環境にあり、海外の優れた教科書の多くが翻訳されていますし、インターネットでの文献検索は、ごく普通の光景になっています。当院の図書室には、基本的な教科書や代表的な医学雑誌が揃っており、必要なら他施設、大学から文献を取り寄せることも可能です。

また、ほとんどの医師は各自のパソコンを院内でインターネットに接続しています。当院では研修に専念してもらう為に、経済的にも手厚く待遇しています。個々の疾患についてのレクチャーは他院と比べれば少ないでしょうが、そのような知識は学生時代にしっかり勉強しているはずです。むしろ初期研修の時期には、さまざまな手段を駆使して情報を検索する、あるいは選択する技術を身につけることが重要になるでしょう。

自分で悩み、考え、調べたことは、自然に身についているものです。

個々の患者が抱える問題点をひとつひとつ列挙する

ほとんどの患者、特に高齢者は複数の問題点を抱えています。一見、主症状とは関連がないと思われていても、病態や治療方針に影響することや、その患者の予後を決める重大な因子となることさえありうるため、それぞれについての評価が必要となります。高度に細分化された各科の中だけで全てが完結するというのは、むしろ例外的といえます。
そこで当院研修での基本は Problem-Oriented System です。

その最大のポイントは、最初に Problem を列挙することです。

問題点が挙げられれば次にすべきことは自ずと決まってくるわけですが、問題点として意識されなければ、評価自体が行われずに済んでしまいます。従来大学での研修は往々にして、その専門領域に関連した点だけの評価になりがちでした。また、それぞれの Problem は同じレベルではなく、優先順位をつけて問題解決を図らなければならないこともあります。当院は高度に専門分化していないが故に、かえって専門にとらわれずに広い視点から、適切に問題点を挙げるという基本的な訓練ができるのです。

それぞれの問題点を根拠に基づきつつ解決する

たとえば問題点として「胸痛」が挙げられたとして、次にすべきこと・・・それは鑑別診断です。一口に胸痛といっても、鎮痛剤程度で対応可能なものから緊急性のものまであります。学生時代には狭心症、解離性大動脈瘤・・・などと各種疾患の勉強が中心であったという新卒医師が多いと思われ ますが、第一線の現場では、それ以上に鑑別が重要であることを身に染みて悟ることでしょう。

胸痛を訴える患者に、「とりあえず心電図をとっておこう」程度のことしかできていないとすれば、多くの疾患を見逃すことにつながり、いかに特殊なテクニックに秀でていても、医師としてはどうでしょうか?

最初の段階で見逃してはいけない疾患は何か?そのために最低限何をすべきかを考えながら、病歴の聴取、身体所見のチェックを行い、検査計画を立てるという基本的スタイルを初期研修の時期に身につけなければならないのです。

その診断の課程、あるいは治療方針の決定に際して心掛けるべきものが、「EBM~根拠に基づいた医療」です。たとえば医学判断学に於いては、いかにその分野の権威といわれる人が語ったことであろうとも、エビデンスは低いとされます。また、一昔前には病態生理的な観点から誤りとされてきたものが、現代では標準的治療になっていることすらあります。特にCommon Disease については、大規模臨床試験の結果に基づいたエビデンスが蓄積されつつあり、それらの膨大な成果を専門家が科学的に評価した各種ガイドラインが多く作成されています。それらを参照しつつ、目の前の患者にいかに適用すべきなのかを検討し、医学的なディスカッションを行うことになります。

ひとりの患者につき、複数の問題点をそれぞれ評価し、解決するわけですから、きちんとこなせば、いわゆる  Common Disease のうち、慢性疾患についてはほぼ網羅し、繰り返し経験することとなります。従ってたとえ症例数や指導医のレクチャーが少なかったとしても、毎日が非常に充実した初期研修となるはずです。研修内容は各人が毎日作り上げてゆくものなのです。

特徴

当院の研修基本理念は、極めて実際の医療現場に即したものです。

従来の大学・大病院での研修の中心は病棟ですが、それぞれ3次医療機関であることも重なって、すでに診断のついた患者を担当としてあてがわれ、それぞれの疾患について勉強する(疾患→症状、身体所見、検査)というスタイルで、これは学生時代と大差なく、記憶力が大きくものをいう勉強法です。

しかしながら、実際の診療課程は、これとは逆の方向に進むのが普通です。つまり、どんな疾患をもっているかわからない患者を前にして、症状、身体所見、検査所見から疾患を鑑別し、診断してゆくわけで、それには論理的な思考力が必要とされます。

特徴1 急患の鑑別診断

したがって当院の研修医が最も勉強できるのは時間外・救急外来です。救急病院であるという特性を生かし、飛び込んできた患者の問題点を把握する訓練、主訴から鑑別診断をしてゆくという訓練を行います。
当然、緊急性・容態などによる時間的制約と、安全確保が優先されるなか、のんびりしていると数多くの症例が目の前を通り過ぎてしまう為、レポート提出などでその場を振返る機会を設けています。
さらに病棟研修では、一例一例を深く掘り下げて、じっくり評価する訓練の場としています。

指導医は手技的指導や医学的ディスカッションを除けば、上述のポイントを自覚させること、診療補助が主な役割となりますので、細かな勉強は教科書などで自主的に行い、毎日レポートを提出していただくことになります。

特徴2 経験の基礎 Common Disease

当院は地域の中で活動している医療機関ですから、経験症例はCommonDiseaseが中心となります。どのような分野に進むにせよCommonDiseaseが今後の経験の基礎となり、将来まれな疾患に出会ったときに、いかにその疾患が特異であるのか、深く味わえることになるでしょう。

これまでの多くの研修医は大学医局に所属し、専門医となるべく教育されてきましたが、生涯を専門医として過ごすのはむしろ少数であり、大多数は市中病院勤務医ないしは開業医として、プライマリーケアに携わることになるわけですから、より実際的・社会的な要請に応えるものでもあるのです。

特徴3 地域保健・僻地離島医療

当院では訪問看護ステーションをベースにした在宅診療、また競走馬の産地で有名な北海道にある静内病院にて、僻地医療も経験することができます。

静内病院は、周辺半径10Kmが診療圏で、質の高い在宅医療を行い地域のニーズに応えています。
研修医からは、広大な自然環境の中での生活や、馬による多様な外傷を経験できて面白いという意見が多数聞かれます。
医学・医療にとどまらず、高齢化に伴いその役割が今後も大きくなりつつある、介護分野を含む社会的問題についても、目を開かされることと思います。

特徴4 しがらみのない自由な気風

当院は各種学会の認定施設となっています。もちろん専門的研修については不十分な面も多いため、特定分野に関しては、むしろ積極的に他病院・施設での修行を勧めることもあるでしょう。そのようなケースに際しては全面的にバックアップする方針です。国内留学、さらには海外留学へと大いに羽ばたいて頂きたいと思います。

当院は発足当初から特定の大学との従属関係を持っていません。これは、他のほとんどの病院が、特定の大学医局系列に甘んじてきたのとは大いに異なる点で、これまでは多くの医師が時には自分の意に反しながらも、医局人事に唯唯諾々と従ってきたわけですが、これには研修の場が限られるという一面もありました。

つまり当院では、研修医の立場からすると、後期研修を系列病院などで行うことを強要されないということです。研修で各科をローテートする間に、自分のやりたいことが見えてくることもあるでしょう。その時にしがらみなく、自由にやりたいことができる所に行ける、そして帰って来れば身につけた知識・技術を他人に気兼ねなく発揮できる・・・というのは大きな魅力ではないでしょうか。

募集要項

募集定員 4名
募集締切日 定員に達するまで
選考 随時
試験内容 書類選考、面接
書類送付先 〒348-8505 埼玉県羽生市上岩瀬551番地 羽生総合病院 総務課
総務課 臨床研修担当まで電話もしくはメールにてお問い合わせください。
TEL: 048-562-3003(直通)
FAX: 048-563-2170
mail: resident@fureaihosp.or.jp
雇用形態 常勤
勤務体制 週40時間勤務
給与 1年次 320,000円~/月
2年次 360,000円~/月
諸手当 当直手当、住宅手当、家族手当、通勤手当
休暇 年間110日
有給休暇・特別休暇
待遇 賞与年2回・社会保険完備・退職金制度・医師損害賠償責任保険・宿舎(借上げ住宅家賃半額補助)
福利厚生 各種給付制度・共済会・院内互助会・職員旅行・クラブ活動助成

外科系後期研修医

外科系後期研修医募集案内

定員 1名

初期研修終了後の外科後期研修医を1名募集いたします。

プロフェッショナルな外科医となるためには、外科的基礎技術の習得が必須であることは、 誰もが認めるところです。その技術を習得するためには、実践の場が必要であり、 若いうちから幅広い分野の手術を経験することが重要です。

当科においては、プロの外科医を目指す若い先生に、必要な基礎技術を教育し、 修練の機会を多く与えています。

今回、1名の外科後期研修医を募集します。
手術経験を多く積み、外科医としての成長を願う若い先生の応募を期待します。 尚、当科の外科後期研修医の手術実績は、下記『(別表)後期研修医手術実績』をご参考下さい。

外科分野の幅広い手術を短期間に多数経験できることと、 ある特定の指導医がほぼマンツーマンで指導することが特徴となっています。 また、手術以外にも、エコー下の穿刺手技など基本的な処置についても 3年間でほぼマスターできるようになっています。 興味をもたれた方については見学可能です。 ご連絡をお待ちしております。

連絡先

※詳細につきましてはお電話またはメールにてお問い合わせ下さい。
〒348-8505 埼玉県羽生市上岩瀬551番地 羽生総合病院 総務課
TEL: 048-562-3003(直通)
mail: soumu@fureaihosp.or.jp

(別表)後期研修医手術実績

年次 1年次 2年次 3年次
術式 術 者 第 一
助 手
第 二
助 手
術 者 第 一
助 手
第 二
助 手
術 者 第 一
助 手
第 二
助 手
合 計
ヘルニア手術 71 9 0 84 6 3 83 2 0 258
静脈瘤手術 3 4 1 2 2 0 3 0 0 15
甲状腺手術 0 7 1 3 2 0 3 6 0 22
乳癌手術 4 14 1 4 20 0 9 14 0 66
食道手術 0 0 0 0 2 0 0 1 0 3
胃切除術 1 14 4 5 7 0 9 0 0 40
胃全摘術 0 6 0 0 6 0 5 4 0 21
小腸手術(イレウス含む) 6 7 2 5 5 0 18 1 0 44
虫垂手術 21 2 1 38 0 0 26 0 0 88
結腸手術 5 21 4 16 12 1 11 7 0 77
直腸手術 0 5 1 1 8 0 4 4 0 23
肛門手術 0 7 0 2 5 0 5 1 0 20
潰瘍穿孔手術 1 2 0 9 2 0 8 0 0 22
人工肛門造設術 0 2 1 1 3 0 9 1 0 17
胆嚢摘出(開腹) 0 6 1 4 3 0 3 0 0 17
胆嚢摘出(腹腔鏡) 6 26 6 26 9 0 16 0 0 89
肝切除術 0 1 1 0 1 1 0 2 0 6
膵切除術 0 1 3 0 0 0 0 1 0 5
胆道手術 1 1 1 0 5 1 1 4 0 14
肺癌手術 0 2 1 0 4 0 0 1 0 8
胸腔鏡手術 1 7 0 0 13 0 3 6 0 30
縦隔手術 0 0 0 0 0 0 0 2 0 2
血管外科手術 0 0 0 0 0 0 0 1 0 1
透析シャント造設術 0 11 0 0 5 0 0 13 0 29
その他 1 11 2 2 6 0 8 14 1 45
合計 121 166 31 202 126 6 224 85 1 962

募集要項

応募資格 医師免許取得後、2年以上の卒後臨床研修修了または修了見込の方
研修期間 3年間
採用について
  • 見学期間 随時
  • 出願期間 研修期間開始まで随時受付
  • 提出書類 履歴書・医師免許証(写)・臨床研修修了証
  • 選考方法 面接
書類送付先 〒348-8505 埼玉県羽生市上岩瀬551番地 羽生総合病院 総務課
※詳細につきましてはお電話にてお問い合わせ下さい。
TEL: 048-562-3003
mail: soumu@fureaihosp.or.jp
雇用形態 常勤
勤務体制 週40時間勤務
給与 年収700万円~(賞与・医務手当含む)
諸手当 当直手当、時間外手当、住宅手当、家族手当、通勤手当
休暇 年間休日110日
有給休暇・特別休暇
待遇 賞与年2回・社会保険完備・退職金制度・医師損害賠償責任保険・宿舎(借上げ住宅家賃半額補助)
福利厚生 各種給付制度・共済会・院内互助会・職員旅行・クラブ活動助成

研修指導責任者

羽生総合病院 院長 松本 裕史(まつもと ひろし)